一般に総義歯は、上顎は安定し下顎は不安定な場合が多く、咀嚼や会話中に義歯が動くため総義歯に対して不満を持っている患者さんが多いのが現状です。このような患者さんに、インプラントを支台にしたマグネット義歯を装着することにより満足な食生活が可能となります。
<<実際の症例>> |
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症例1(75歳女性) |
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下顎の顎堤(義歯の土台となるところ)が 吸収して義歯の安定が悪い。 |
術前のレントゲン |
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下顎左右犬歯部にインプラントを植立。 骨幅が小さいためサイトディレーター で骨幅を拡大し、骨の足りない部分は 骨補填剤(ネオボーン)を填入した。 |
術後のレントゲン |
下顎義歯粘膜面に2個のマグネットを装着。 1個のマグネットが750gの磁力があるため、 2個で1.5kgの維持力を発揮する。 |
インプラント支台マグネット義歯は、口を大きく 開けても、またお茶を飲んでも外れない。 |
症例2(72歳男性) 上顎を無口蓋にした症例 |
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術前のレントゲン | 上顎4本、下顎2本インプラント植立。 上顎前歯は抜歯予定。 |
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インプラント支台マグネットで上顎総義歯を固定することによって、上顎の口蓋部をくりぬき無口蓋義歯とすることが出来る。異和感が少なくなり、味覚も向上する。 |